2つに1つ
ここにきて4年。
25歳だった私は三十路目前になった。
娘はまだ2歳だったのに年長さんになった。長いようで、あっという間だった気がする。
日没時間を気にしていたり、天気や季節を気にするので、なんとなーく季節の移り変わりを以前よりも感じる生活だった。
娘は来春小学生になる。家はまだ売れない。
このまま売れなかったら、売却を中断しこの地に6年間いるのか。
それとも売却を継続し、売れたら転校させるのか。
ずーっと悩んでいた。
夏休みが終わると、少しずつ小学校の準備が始まるらしい。
制服の採寸や、身体測定、説明会などなど。
なので、もう本気で決めないといけない。これが以前に書いた大きな決断。
私は、ここにきて近所の人に”嫌がらせ”をされたことはない。
会えば挨拶はする。
地区の行事もできる限り参加してきた。
でも、毎日毎日繰り返される非常識な井戸端と道路遊びが病的に嫌になって、日に日に家に帰るのが辛くなり、寄り道して帰る日々に疲れ果て...結局家を売却に出している。
そんな中でも「こんな理由で1000万の売却損を出して売っていいのか。」と毎日気持ちは揺れている。
うちは、お金持ちでもなんでもない。超庶民。
きっと、こんな理由で家を売るなんて贅沢なんだろう。わがままなんだろう。
でも、「こんな理由」というけれど、自分にとってはもうどうしようもなく嫌で。
ただ嫌なんです。何かされたわけではない。ただ嫌なだけ。
でも...
嫌だ、苦痛だ、という理由で近所を拒絶していいのだろうか。
子供のためには自分を犠牲にしてでも付き合うべきなのだろうか。
でも、やっぱりそれは無理だ。
もう毎日気持ちが行ったりきたり。それはそれで苦しかった。
そしてそんな自分がとっても嫌だった。
売れていないことが焦りでもあり、心のどこかで嬉しく思う部分もあるかもしれない。
今の家は大好きだし、売却後の生活にも正直不安があるから。
「あぁ・・・家を売却してよかった」
って思える保証なんてどこにもない。
今は嫌がらせとかされてないけど、引っ越した先はされるかもしれない。
売却損の金額と現状の苦痛の折り合いもなかなかつけれず。
とにかくウジウジ・クヨクヨ。
じゃぁ聞きますけど、あなたここで暮らせるの?
現状をガマンできるの????!!!
ねぇ!答えなさいよ!
と、牡丹と薔薇風に自分を問いただしてみたり。(えっ?知らない??)
どんなにクヨクヨしてもどんなに悩んでも、
1.家を売却して引っ越す
2.現状を我慢して住み続ける(自分を変える・アクションを起こす・時間と共に周りが変わるのを期待する。)
この2つから1つを選ぶしかないんだよね。
- 関連記事