犬と暮らす

もう犬とは暮らさない

愛犬ギンジがいなくなって2年半。

モモコがいなくなって8か月。

13年ぶりの犬がいない生活は、なんとも寂しいものです。

正直言って、まだ慣れません。

今でも外出から帰ると、リビングの扉の向こうで尻尾を振りながら待ってくれているような気がします。


愛犬たちがいなくなるまでは、自分の生活から「犬」という存在が消えてしまうことはないと思っていました。

自分が世話をしてあげられるリミットまでは、当然のように自分は犬と共に暮らすのだと思っていました。

「犬」がいない生活なんて耐えられないと思っていました。

でも今は、愛犬を失う辛さはもう耐えられないと思っています。


私が子供の頃、幼馴染がどんなに犬を飼いたいと言ってもその母親が「死ぬのがかわいそうだから飼わない」と言って許してくれませんでした。

それを聞いた子供の私は、(自分は犬を飼っていたので)その気持ちは全く理解できず、変なことを言う人だなぁとさえ思っていました。

でも今は、その幼馴染の母親の気持ちが少し分かります。


ネット上では、同じようにペットを亡くした方の記事がたくさんたくさんあります。

新しい子を迎える人、そしてもう二度と飼わない人。

どちらの気持ちも、よく分かります。


「あの暖かくて無条件に愛おしい存在とまた暮らしたい」という気持ちが、きっと心のどこかにあるから...インスタで流れてくる保護犬の投稿でギンジやモモコに似た子を探してしまいます。

でも、たとえ似てる子を見つけても...今の私には引き取る勇気はありません。

たくさんの幸せな思い出はあるけれど、最後のお別れが辛くて悲しすぎるから。


いつかこの気持ちは変わるのだろうか?

辛く悲しい最後の場面を、たくさんの幸せな思い出が包んでくれるのだろうか?

自分でも分かりません。


親とも子供とも夫とも友人とも違う存在だった。

ただそこにいてくれるだけで幸せだった。

だからこそ、いなくなってしまった辛さを乗り越えることができません。


でもね、犬との暮らしはとても幸せで何事にも代えられないことも知っています。

だから...

「もう犬とは暮らさない」なんて言わないよ絶対。
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( 最終更新日: 2023.02.11 Sat )