原因も治療法も不明
貧血が進行し、骨髄生検を受けた愛犬モモコ。
当初は1週間程度で結果が出ると聞いていたのに、実際は2週間ちょっとかかりました。
というのも、検査の結果は1週間くらいで病院に届いていたようなのですが...その検査結果を見ても、病理の先生・腫瘍専門医・担当の主治医・かかっている病院の他の獣医師全員が「病名が分からない」という状態のようで、主治医がたくさんの人に意見を聞いてくれていたため、検査結果の連絡が遅くなったそうです。
非再生性の貧血であることは分かったけれど、骨髄組織に異常はなく...様々な検査の結果を踏まえても、病名の確定もこうなってしまった原因もハッキリとは分からない、とのことでした。
それでも、免疫異常の可能性が高いのでステロイドを続けて様子を見ていきましょう、というのが主治医が様々な有識者に聞いてくれた結果でした。
それからステロイドの服用・1週間に1回の血液検査で様子を見ていましたが貧血の改善は見られず、緩やかに数値は悪化していき、昨日はとうとうヘマクリット値(貧血を表す数値。正常値は37%~61%)が16%になり輸血しなければ危ないという状態になってしまいました。
供血犬(血液を提供してくれる犬)の都合もすぐには付かないので、今すぐに輸血を!ということはできないので、ステロイドを倍量に増やして2日後に血液検査をしてそれでも上がっていなければすぐに輸血をする、ということになりました。(この2日間で供血犬候補の方に連絡していただけるようでした。)
(ステロイドの影響かもしれないけれど)食欲は変わらず、ご飯は毎日変わらず完食しています。
マル子が帰ってくると大喜びでお迎えしておもちゃで遊ぶのも変わりません。
だけど、ほんの少しお散歩しただけで息切れしたり、日中も寝ている時間が多いです。
歯茎もとても白い。
ギンジも最後は重度の貧血で歯茎が真っ白でした。
なのでモモコの白い歯茎を見るだけで泣けてきます。
輸血をしてもらっても、それで治るという可能性はとても低く...また貧血状態に戻っていくことが考えられます。
下がったら輸血を繰り返す...という選択肢もあるけれど、犬の輸血は2回目以降は特にリスクが上がります。
そして中型犬であるモモコが「治療」ではない輸血を繰り返すために血液を確保するということの難しさ。
そして「無理な延命はしない」という私(我が家)の決めごと。
それらを考えると、輸血をするとしても最初の1回のみになると思っています。
その1回に希望の全てをかけて。
きっと輸血を経験した飼い主さんの全員が思ったことがあると思います。
自分の血液を分けてあげられたらどんなにいいだろう...と。
とにかく1番は、明日の検査で輸血をしなくていいくらいに貧血の改善がみられること。
ただただそう願うしかありません。
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