涙もろくなった
数日前、私が住む地域のたくさんの高校で卒業式が行われました。
夕方のローカルニュースでは、大規模校から卒業生が20人程度の学校まで、いくつかの学校が取材されていました。
卒業生の挨拶やインタビューでは何人もの高校生が「普通は当たり前ではない。コロナでたくさんのことを奪われたけど、この経験はいつか自分のためになると信じて春から頑張りたい」みたいなことを言っていて、その言葉に涙。
先生や友人と笑顔で写真を撮っている姿に涙。
春からの就職先、進学先を聞いて涙。
とにかく20分くらいのローカル特集で、何度も涙しました。
理由は、分かりません。
ただ、本当にたくさんのことを我慢しながら、受験や就活に励んだであろう子供たちを心から応援したいと思いました。
最近は、本当に涙もろくなったな...と自分で思います。
「感動する映像」とかではなく、頑張っている人・戦っている人・前に進む人を見ると涙が出てしまう。
特に若い人たちに心動かされることが多いような気がします。
若者は、ただただ眩しい。
そんな風に思うのは、自分が年をとったからでしょうか。
先日、運転中ふいに槇原敬之さんの「3人」という曲が流れてきました。
大好きで昔よく聞いていた曲。(マッキーの曲、大好きです。)
今でも口ずさめてしまいました。
...するとなぜか涙が。
悲しい曲ではないのに。
きっと、私にとってマッキーは青春時代のBGMなんだと思います。(ミスチルや椎名林檎、安室奈美恵なども、私の青春。)
若さゆえにキラキラしていた「あの頃」なんて、ついこの間...なんて思っていたら、もう20年以上の時が経っていて。
決して楽しいことばかりではなかったし、今の方が幸せだって思うんだけれど...もう絶対に戻れない儚さのようなものを感じて少し切なくなったのかもしれません。
しかし、やっぱりマッキーの曲はいいよね。
まるで物語のような、あの独特の歌詞が本当にいい。
どうかしっかり立ち直って、また素敵な歌を歌って欲しいと心から願っています。
涙の後に調べてみたら...「3人」のリリースから30年が経っていました。
知らず知らずに、私もすっかり年をとったんだなぁ...としみじみ思いました。