人の気持ちが分からないのは、最大の罪
前回記事の回覧板について、共感たくさんありがとうございました。
やっぱ、ひどいよねぇ。というか配慮がないというか。
まぁ、「参加する」ことが前提の人たちが作ってるからしょうがないのかな。
例年通り、祭りの3日間は外出します ...。
そして障がいのあるお子さんがいる「私が唯一話すご近所さん」がいると書きましたが...話すと言っても、1~2年に1回くらいです。(その方はSさんと言います。)
話すようになったきっかけは、家から徒歩1分の公園に私とマル子がポツンと遊んでいた所へ、Sさんもお子さんを連れて1人でやってきたのがきっかけです。
そして、同じ住宅街の人だね!ってなりました。
その時にSさんも、「道路で遊ばれるの嫌だね」とか「馴染めないね」って言ってたけど、Sさんは夕方に玄関周りの花に水やりしたり、よくお散歩もしてたので、凄いなぁ~って思ってました。(私は近所の人に会うのが嫌すぎて明るい時間に近所を歩いたりなんてできない。)
そして初めて会った時に、お子さんに障がいがある事を聞きました。
だけどSさんは明るくて、お子さんの事をとっても愛してるのが伝わるし、家族も仲が良くてステキだな、って思いました。
それからしばらくして、いきなりSさんから電話がかかってきて(後にも先にもSさんから電話がかかってきたのは、7年間でこの1回だけ。)
「今日ね公園で遊んでたら、近所の子供たちが来てうちの子に向かって「あいつ、キモチワルー」って言われた。初めてじゃないんだけどね。凄く悲しい。」
私は慰めることしかできなかったけれど、とても腹が立ちました。
子供は残酷だって言うけど、ちゃんと親が教えてあげてれば、わざわざそんな風に言いに来たりしないと思うんだけどな。
これをきっかけに、Sさんはすべての町内行事に出なくなりました。
マル子が保育園の時、12人の同級生がいたけど1人は障がいがあるお子さんでした。
名前は、ショウくん。
マル子が通った4年間、ショウくんに意地悪する子なんていなかったし、みんなで助けてあげてた。
発表会の劇だって、あまり話せないショウくんの役を毎年みんなで考えた。
そして、とっても素敵な笑顔でショウくんはその役をこなした。
だからショウくんのお母さんは卒園式の日、泣きながら1人1人のお母さんと子供にお礼を言って回っていました。
「本当にありがとう」って。
そしてショウ君は、Sさんのお子さんに暴言吐いた子供達と同じ小学校へ進学しました。(ショウ君は特別支援学級への入学。)
入学後の暑中見舞いに「色々辛いこともあって大変です。マル子ちゃん達との日々が懐かしいです。」って書かれてありました。
人づてにですが、Sさんの子供に暴言を吐いた上記の子供たちに、やはり心ない事を言われてるって聞きました。
「人の気持ち」なんて、そう簡単には分からない。
読み間違える事もある。
だけど、自分がされて嫌な事は誰だって分かる。
自分がされて嫌なことは人にしないなんて、当たり前のこと。
だったら、最低限の「人の気持ち」は分かるはず。
そんな「人の気持ち」が分からないのは、最大の罪だと思う。